＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　　　　　Outlook Express メールアドレスの表示名を見るプログラム 　　　　　　　 　　　　OEDisplay.exe Version 1.0 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ●概要 【ソフト名】　OEメールアドレスの表示名を見るプログラム OEDisplay 【登 録 名】　OEDisplay.EXE 【バイト数】　xxx,xxxバイト 【著作権者】　A.Shimada（島田明雄） 【対応環境】　Windows XP 日本語版 + Outlook Express 6 【動作確認】　Endeavor NT7100Pro(WindowsXP Pro + Outlook Express 6) 【必要 DLL】　なし 【開発言語】　Delphi2007 【更 新 日】　2007/3/31 【種 別】　フリーソフトウェア 【サポート】　メールにて 【転載条件】　転載を希望される方は、事前に私宛にメールをください。 ●機能 　Windows XP以前に標準で付いてくるメールソフトOutlook Expressで、メールアド 　レスの表示名を見るプログラムに挑戦してみました。 　 　（例）送信者が"abc@def.com"のとき、アドレス帳に"SHIMAPEE "が 　　　　登録されている場合に、表示名の"SHIMAPEE"を簡単に見る。 　表示名を付けてこない携帯メールなどは、OEの一覧画面では送信者のメールアドレ 　スしか見えません。本プログラムを使用すると、送信者のメールアドレスをクリッ 　クするだけで登録されている表示名が「ヒント」で現れます。今のところ機能はこ 　れだけです。(^^; 　技術的な興味から作っており、あまり有用ではないかも。(^^;;; 　Windows2000, XP + Outlook Express 6で確認しています。Windows98にはインス 　トールできません。 　Version1.0でWindowsの複数ユーザーに対応しました。 ●配布ファイル 　OEDisplay.EXE プログラム本体 　README.TXT　 このファイル ●インストール 　ダウンロードしたファイルOEDispx.EXEを実行して下さい。インストーラに従って 　処理を進めると、標準ではProgram Filesフォルダ下にOEDisplayフォルダを作成 　し、配布ファイルを配置します。また、スタートアップにOEDisplay.exeのショー 　トカットを作成します。 　[今すぐ実行する]をチェックして完了すると直ちにOEDisplay.exeを実行します。 ●アンインストール 　タスクトレイのOEDisplayアイコンを右クリックしてメニューから終了させた後、 　コントロールパネルのプログラムの追加と削除を使用して下さい。 　なお、削除するのはOEDisplay.EXE、及びREADME.TXTのみで、設定ファイルの 　OEDisplay.INI、表示ファイルのOEDisplay.TXT等は残しています。完全にアンイン 　ストールする場合はOEDisplayフォルダごと削除して下さい。 　また、OEDisplay.EXEを実行したままアンインストールすると再起動を促します。 　Version1.0以降、OEDisplay.INI等は下記のフォルダ内に移動しました。完全に 　アンインストールする場合はOEDisplayフォルダごと削除して下さい。 　Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\ 　SHIMAPEE\OEDisplay ●アップデート 　タスクトレイのOEDisplayアイコンを右クリックしてメニューから終了させた後、 　新しいOEDispx.EXEを実行して下さい。アンインストールの手続きの後、インス 　トールの手続きとなります。 　なお、OEDisplay.EXEを実行したままアップデートすると、アンインストールの手 　続き中に再起動を促します。 　Version1.0以降で最初に起動したとき、以前のOEDisplay.INIファイルの内容を引 　き継ぎます。 ●使用方法 　(1)OEの受信メール一覧画面で、送信者のメールアドレスをクリックすると、標準 　　ではアドレス帳（WABファイル）に登録されている表示名の「ヒント」が出ます。 　　メールアドレスのクリックは必ずしも必要ではなく、OEの一覧画面にフォーカス 　　があればマウスカーソルを当てるだけで「ヒント」が出ます。「ヒント」はマウ 　　スを動かすまで消えません。 　(2)タスクトレイのOEDisplayアイコンをクリックすると設定画面が出ます。表示 　　名を参照するCSVファイル、アドレス帳（WABファイル）を選択し、編集できま 　　す。両方を有効にした場合はCSVファイルの内容が優先されます。 　　CSVファイルはWABファイルからエクスポートで作成できます。Windowsのアドレ 　　ス帳を「ファイル名を指定して実行」から "wab /a" を指定して起動し、フォル 　　ダ内を含めて「テキストファイル(CSV)」でエクスポートしておきます。フィー 　　ルド先頭が "表示名,電子メールアドレス" であれば編集してかまいません。 　　設定後、OKボタンを押して実行させておきます。 　(3)タスクトレイのOEDisplayアイコンを右クリックするとメニューが現れ、表示 　　の一時停止、バージョン情報表示、プログラム終了ができます。 ●使用上のヒント 　(1)本プログラムは1秒ごとにOEの画面の出現を監視しています。この時間間隔は OEDisplay.INIファイル中のTimerIntervalでミリ秒単位に変更できます。100〜 　　5000の間でお試し下さい。 　(2)参照ファイル中に重複するメールアドレスがある場合、CSVファイル優先で、 　　文字コードの小さい方の表示名が現れます。任意の表示にしたい場合はCSVファ 　　イルで指定して下さい。 　(3)起動時、及び設定時にOEDisplay.INIと同じフォルダ内に中間ファイル 　　OEDisplay_CSV.TXT、及びOEDisplay_WAB.TXTが作成されます。これらのファイル 　　は登録されている全てのメールアドレスと表示名の対応を示します。表示には 　　重複を除いたOEDisplay.TXTの内容が使われます。 ●注意事項 　(1)今のところ受信メールの一覧画面のみに対応しています。送信メールの一覧画 　　面、メール画面、ニュース、検索結果などでは表示できません。 　(2)参照ファイルの内容、一覧画面の表示項目、幅などを変更した場合はOEを終了 　　させた後、OEDisplayの設定画面を出しOKボタンを押して下さい。 　(3)アドレス帳内の全ての情報を参照します。OEユーザで選択はしません。 　(4)起動のショートカットはAll Usersのスタートアップに置いています。わずらわ 　　しい場合は必要なユーザのスタートアップに移動して下さい。 　(5)アドレス帳がエクスポートするCSVファイルは変則的でExcelでも入力できない 　　ことがあります。表示名中に記号は使わない方が無難です。 ●プログラムの仕組みなど 　(1)OEの画面の検知にFindWindow、FindWindowExを使い、OEのListView目掛けて 　　SendMessageすることで情報を得ています。また、プロセスの壁を越えるために 　　VirtualAlloc,VirtualAllocEx,Read/WriteProcessMemoryなどを使用しています。 　(2)画面の送信者フィールドの位置を限定するため、起動時にレジストリを読んで 　　います。このため表示項目、幅を変更した場合は再起動が必要です。 　(3)WAB入力に自力で挑戦したのですが、私の技術力では歯が立ちませんでしたので 　　Delphiコンポーネントを購入してしまいました。これは安くて簡単です。 　　http://www.wab-component.com/　 　　Astonsoft Ltd.社 Windows Address Book Processor 　(4)ListViewの動作がXPとは異なるようで、Windows98では動きません。 ●サポート 　プログラムの最新版は本ドキュメント末尾のURL内にあります。 　不具合等については本ドキュメント末尾の宛先にメール頂ければできるだけ対処 　します。 ●免責 　本プログラムの使用により生じた損害に関して作者に責任はないものとします。 ●転載 　本プログラムの転載等は自由ですがメールにて連絡をお願い致します。 ●謝辞 　nobukichiさん作成の簡単インストーラを使わせて頂いています。 　http://www5a.biglobe.ne.jp/~nobukich/ ●改訂歴 　バージョン番号はタスクトレイの右クリックメニューから確認できます。 Version 1.0（2007/3/31） 　　CSVファイルとアドレス帳を同時に参照できるようにした。設定画面からファイル 　　を編集できるようにした。Windowsの複数ユーザーに対応した。右クリックメニュ 　　ーでキーが効かないことがあったのを訂正した。 　Version 0.9（2006/11/18） 　　シェル通知アイコン作成に失敗することがあったのを訂正した。 　Version 0.8（2006/5/13） 　　フォルダ一覧ウィンドウでメールアドレスが隠れた場合の処理を入れた。 　Version 0.7（2006/5/11） 　　WABファイルアクセスのエラー処理を変更した。 　Version 0.6（2006/5/9） 　　プログラム名をOEDispNameからOEDisplayに変更した。 　　WABファイルアクセスのエラー処理を追加した。 　Version 0.5（2006/5/7） 　　ベータ版公開 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ Copyright(C)2006,2007 A.Shimada（島田明雄） URL http://www.mars.dti.ne.jp/~a-smd/ E-Mail akio_dot_shimada@nifty.ne.jp(spam対策) SHIMAPEE（しまぴー） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝